スマイル散歩道

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自粛警察?学校でいえばモンスターペアレントも正義の使命感?

自粛警察?学校でいえばモンスターペアレントも正義の使命感? 

コロナ自粛においてアレはダメだ!これはいかがなものか?などとSNSで発信しているのが正義の使命感に満ちた自粛警察と呼ばれているようです。そんな状況をニュースで耳にするようになり思い出したのが、遠い記憶ですが学校にいたモンスターペアレントのことです。お話します。

学級崩壊の見回り保護者と称したモンスターペアレント出現! 

崩壊している学校ではありませんでしたが、あるクラスだけは担任の性質から学級崩壊が起きていました。そのクラスにいたモンスターペアレントとは…

①学級の見回りを保護者で毎日やる!というモンスターペアレント発言 

これには学校側も「絶対ダメ」とは言えずに「自由参観」という名称で学校見学及びクラスの見回りをすることになりました。いくら我が子が心配とはいえ、毎日朝から湯型まで、休み時間も含めずっと親が廊下や教室で様子を見ているというのは異様です。ただし、学級崩壊しているのは明らかだったので学校側もダメ出しできずに柔軟な対応をすることになりました。

②働いていて見回りに来れない親には電話で報告するモンスターペアレント

学級崩壊中の保護者には「お知らせする」ということで毎晩電話がかかってきました。決まって夜の9時半です。当時はクラスの連絡網があり全員の電話番号が知られていました。「働いているから、この時間でないとゆっくりお話しできないでしょ。」というモンスターの心遣いでしたが、いやいや…フルタイムで働いている人にとって夜の9時半なんてまだまだ入浴はおろか腰もおろしていない時間です。しかも下の子もいるとなれば忙しいのなんの…。それが毎日…。モンスターのごく近所にいる親には毎日報告に来られていたそうです。外出が怖くなったと言っていました。

③時系列報告!メモ?監視?

・○時○分中休みのドッヂボールでAちゃんがBちゃんの足を踏みました。(わざとではなく試合中にバックしていて踏んでしまったらしい)

・Aちゃん謝っていません。

・○時まだAちゃん謝っていません。

・帰りに聞いたら謝りました。

 他にも

・○時○分Cちゃんの縄跳びがDちゃんに当たりました。

・○時まだ誤っていません。

・○時…

と同じような内容でまるで監視です。幼児ではなく小学生ですよ。一人で通学し、困難やケンカなどを経験して成長する年齢なのに…保護者だけは幼稚園時代と同じような意識なのでしょう。会社には「悪いところを良くすると、会社が良くなる」と思っている長がたまにいますがそういう時代は業績は悪いもので、「良いところを伸ばそう!」という人が長になった途端に風通しが良くなり業績が面白いように伸びます。モンスターちゃんはいわゆる業績を悪くする長のようなイメージでした。

④我が子がかわいそうだと泣きだすモンスターペアレント 

「授業中なのに皆、席を立っているんです!なのにうちの子だけ座っているんです!良い子だと言いたいでしょ!でも…違うんです。うちの子だけ我慢してるんです可哀想なんです!”うわーん”」と電話口で泣きだすモンスター…

そりゃね、自分の親が廊下なんかでずっと毎日監視してたら子も身動きできないでしょう。良い子で良かったじゃないですか!我慢ねえ…親が毎日来ることも我慢して見ていたと思いますよ。大きくなって親がこんなことを毎日していたことや内容を知ったらショックを受けるかもしれませんね…泣きたいのは子供の方でしょう。

モンスターペアレントの毎晩の電話攻撃でアレが止まった!病院へ! 

モンスターペアレントとおぼしき人からの毎晩きまった時間の電話攻撃のおかげで電話恐怖症になり、生理も止まりました。フルタイム兼業主婦にとって休まる時間がなく精神的にもやられてカウンセラー行きとなりました。

電話の時間!ベルの音に恐怖症! 

毎晩決まった時間に暗い話を毎日されては電話時間に時計が気になったり、お風呂にその時間は入れなかったり、何より違う人からであっても電話のベル音が鳴るたびに鼓動がひどく大きくなったものです。スーパーへの買い物も怖くなりました。

モンスターペアレントのストレスで生理が半年とまった! 

なんとこんな電話攻撃が3ケ月も続き、おかげで生理が半年止まってしまいました。

体って正直なのね~と実感しました。

カウンセリングへ! 

会社の福利厚生の中にある無料カウンセリングへTELし面談へ。そしてその後は心のクリニックへ通院することになりました。

被害届?

心身共にやられてしまい、このままでは通常生活もままならなくなり家族へも迷惑がかかると思い、ここでやっと学校へ一連のことを報告しました。そして相手が止まらない場合には被害届も予定していました。しかし学校側はそのような報告を他にもいただいているので理解するとのことでした。学校も人物を特定できていたようです。今まではごく一部の親同士でしか苦痛を話し合えなかったので少しほっとしました。

兼業ママは仲間や派閥が分からないからモンスターペアレント問題を言えない!

兼業ママは学校に行く機会が少ない為、どの親同士が仲が良くて派閥はどうなっているのかに、ウトイ傾向にあると思いませんか?だからこそこのモンスターペアレント問題はウカツに相談できなかったのです。

数年後にこのモンスターペアレントの話題が!

数年後に学校の役員をすることになり、そこで学年のママが集まる機会が増えました。対人恐怖症になった私は笑顔!をモットーにしつつも心のうちは明かしませんでした。しかし、次第に打ち解けることができ、あるきっかけでモンスターペアレントさんの話になりました。みんな困っていて、強い人はしっかり言い返していたことが分かりました。 

何だみんな嫌がってたんだ…と分かったのですが、植えついた恐怖症は取れることなく今に至っていて、電話は常時留守電です。電話に出るなんて怖くて…。

自粛警察?学校でいえばモンスターペアレントも正義の使命感?  

十年以上たって分かるのはモンスターペアレントこそ一番病んでいたのかも?ということです。我が子が心配なあまり心と行動がエスカレートしてしまったのでしょう。良かれと思ってやったことなのだと思います。その人にとっては長子だったからかな?しかし、別に同情はしません。親として子供に辛いシーンがあっても少しだけ遠くから見て成長を見守ることも大切だと思います。正義感は使い方を間違うと正すのは難しいです。みんなちがってみんないい!人はひと(わがままな使い方ではなく、人を認め合う意味で)!他人は自分ではないんですよね。人間だから。他人も認めながら自分を守っていける住みやすい世の中にしたいですね。